ごあいさつ22024年5月専門臨床研修(専攻医)委員会委員長学校法人昭和大学 総括病院担当理事小出 良平2024年5月昭和大学医師臨床研修センター長矢嶋 宣幸 昭和大学医学部は一般社団法人日本専門医機構が認可した整備指針に基づき、昭和大学病院、昭和大学病院附属東病院、藤が丘病院、藤が丘リハビリテーション病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院、烏山病院、そして連携施設がグループをつくり、基本19領域すべてに専門研修プログラムを整備しました。医師臨床研修を修めたほとんどの医師は、次のステップとして質の高い専門医を目指し「専攻医」に進みます。 本学では広範囲にわたり数多くの症例を経験できるだけでなく、基本領域プログラム修了後のサブスペシャルティ領域においても、多彩な研修プログラムを用意しています。また修了要件にあります連携施設における研修にも力を入れており、充実した研修環境、指導医や上級医によるきめ細かい指導など、すべてがそろった理想的な専門研修プログラムを構築しています。 本学が専門研修プログラムを開始して7年目となる今年、527名の専攻医が専門医資格取得を目指し症例を積み重ねています。また昨年度、専門研修を修了した146名のうち、135名はそのまま本学に勤務しサブスペシャルティ領域の研修へと進み、8名は大学院医学研究科に残り研究を継続しています。さらには、基幹施設として約400名、附属病院全体では500名を上回る指導医が在籍し、昭和大学の特色であるチーム医療教育で培ってきた、教え導く姿勢と豊富な経験を生かした指導体制を整えています。 昭和大学は「至誠一貫」の精神を体現する社会に貢献する優れた医療人の育成と、質の高いチーム医療を提供することに最大の価値を置いています。向学心旺盛な医師の皆さんの参加を期待しております。 昭和大学では、昭和大学病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院、昭和大学江東豊洲病院、昭和大学附属烏山病院を柱に、基本19領域に及ぶ研修プログラムを有しています。サブスペシャルティ領域を含め、医師の技術力の充実と個々の人間性の深化を目指し、優れた医療者の育成に力を注いでいます。われわれの研修は患者本位の医療、先進医療の実践、医療人材の育成、および地域貢献を柱に、これらの目標を達成するための教育を提供しています。 医師という職業は、知識と技術の絶えず進化するフィールドであり、新たな情報をタイムリーに取り入れ、それを診療に適用するための生涯学習の精神が求められます。医師としての道を歩む上で、専門医としての3-5年目の期間は、その基盤を築く重要なフェーズとなります。 また、われわれの病院では、臨床研修医や医学生への教育活動にも力を入れています。教育活動は、自身の知識を深め整理するだけでなく、他者を指導する経験が医師としての成長にも寄与します。教育の連鎖は、さらなる知識の深化と職場環境の改善につながります。 さらに、学術活動は大学病院としての責務であり、われわれの中心的な役割の一つです。症例発表から始まり、基礎研究、臨床研究の実践、そして論文作成に至るまで、優れた指導医のもとでの経験の積み重ねが求められます。国内外への留学の機会も提供しており、研究の舞台は日本だけでなく世界へと広がります。 自己制御と一貫性を保つ「至誠一貫」の精神を胸に、日々の診療に尽力し、日本の医療に貢献する優れた医療者へと成長していただくことを心から願っております。ごあいさつ
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