昭和大学 専門研修プログラムガイド 2025
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形成外科医学部卒後年数1年2年3年4年5年6年7年8年68専攻医からのメッセージ2022年度専攻医2022年度専攻医今田 陽昭和大学形成外科の特徴当教室は、1968年に開設され日本でも長い歴史の間形成外科診療およびその発展に寄与してきました。主診療拠点は神奈川県横浜市の昭和大学藤が丘病院ですが、そのほかの附属3病院でも形成外科診療を行っております。また大学直属の機関として「昭和大学口唇口蓋裂センター」が形成外科内に開設されており年間500例前後の口唇口蓋裂手術は全国でも類を見ない件数です。昭和大学病院をはじめ附属病院では乳房や手足の再建を数多く昭和大学形成外科専門研修プログラム臨床研修基幹施設および連携施設基幹施設および連携施設基幹施設および連携施設基幹施設および連携施設手掛けております。当教室は、学内外に開かれたオープンな雰囲気からこれまでの入局者は351人を超え、輩出した専門医の数は284人に及びます。また海外からも常に留学生が訪れており、国際色豊かな環境です。都内および全国各地に数多くの連携施設をもち、研修医は、各施設で豊富な臨床経験を積むことができます。(令和6年4月1日現在)大学院コース専門医資格取得ポストレジデント期間サブスペシャルティ(部長研修・領域などの専門医取得)当教室では研修期間を、以下の3つの期間に分けて考えています。・プレレジデント期間:卒後2年目まで  臨床研修医、医学部生を対象とした見学会を随時行っています。希望者は、月・水・金に行われている各講師陣による昭和大学の学生向けの講義に参加することも可能です。昭和大学藤が丘病院での研修を選択した場合は、研修期間中から形成外科を最低1カ月以上研修期間に割り当てることが可能です。また年に数回は豚皮を用いた縫合、マイクロサージャリー、顔面骨骨折治療のハンズオンセミナーを開催しておりますので、奮ってご参加ください。・レジデント期間:卒後3年目~7年目まで  当教室は、36の連携施設を有しています。昭和大学藤が丘病院および複数の連携施設で、すべての形成外科専門医カリキュラムを達成することを目標にします。ただし、それぞれの施設には取り扱う疾患の分野にばらつ出身大学関西医科大学臨床研修病院西尾市民病院出身大学杏林大学臨床研修病院沖縄県立北部病院昭和大学形成外科は日本でも有数の手術件数を誇っており、さらに関連施設が多いためさまざまな症例を経験できます。昭和大学で学ばれた多くの専門医や指導医が在籍されており手術や診療で手厚い指導が受けられますので、やる気のある方にとってはとても良い研修環境だといえます。また医局はさなざまな大学の出身者が集まっており、形成外科に興味のある先生はぜひ見学に来てください。昭和大学形成外科は、関連施設が全国に多くあり、様々な場所で経験を積むことができます。また、医局人数も多いため、多くの人と出会い、人脈を広げることができます。若手のうちから執刀できる機会が多く、早くから技術を磨けるのも魅力の一つです。大学病院では口唇口蓋裂などの先天異常や乳房再建の手術が多く、専門性を深めることができます。一方、地方病院では外傷を中心とした手術を学べるので、幅広い症例に対応する力が身につきます。充実した研修環境で、しっかりとキャリアを築きましょう。皆さまと一緒に働けること楽しみにしています。きがあるため、不足分を補うように施設間での異動を行います。採用人数の状況にもよりますが、およそ1年おきに施設を異動し、顔面骨骨折の多い施設、先天性疾患の多い施設、熱傷治療を得意とする施設などを経験することで、最短期間で専門医資格を取得できるよう指導します。  昭和大学の連携施設では、専門医取得に必要な症例が十分に経験可能であり、これまでに、4年間の専門研修を修了後に、経験症例が足りずに受験資格を得られなかった教室員は皆無です。・ ポストレジデント期間:卒後8年目以降、専門医資格取得後2年間関連施設で部長研修やそれに準じた研修を行います。一般形成外科、先天奇形、マイクロサージャリー、クラニオフェイシャルサージャリー、手外科など、専門医資格取得後に、専門性を高めるための必要な技能や、病院内におけるマネジメントなどを学びます。専攻医育成コースの概略プログラムの魅力 松浦 聡司

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