授業レポート! 課題探究学習セミナー
聖徳大学 看護学部

授業レポート! 課題探究学習セミナー

学生の主体性を伸ばして育てる
さまざまなテーマから学びを進める

寺岡
課題探究学習セミナーでは、30個ほどの看護に関連する多彩なテーマを担当教員が出して、学生が好きなテーマを選んで参加します。皆さんは、印象に残っているテーマはありますか?

石井
印象に残っているのは、「優しさとは」というテーマです。「人間にとっての優しさ」と「看護師にとっての優しさ」は、まったく違うものだと学びました。より深く看護を考える機会になったと思います。今年度は「ペーパークラフトを作成しながら解剖学を学ぼう」というテーマを選びました。少し苦手意識のある解剖学も楽しく学べるのでは、と期待しています。

「ペーパークラフトを作成しながら解剖学を学ぼう」

課題探究学習セミナーの様子
等身大の骨格や臓器の模型をコツコツと組み立ている様子

松本
私は昨年、「ストレス」に関するテーマを選び、「完璧主義とストレスの関係」について調べて発表しました。私自身が完璧主義なところがあるため、ストレスとどのように結びつくのか興味があったからです。たくさんの文献から、ポイントをまとめるのに苦労しましたが、この経験は看護師として働くときにも役立つと考えています。

米村
実は私も松本さんと同じテーマでした。印象的だったのは、ストレスに関する書籍を発表する課題で、先生も同じように発表していたことです。先生の発表に対して学生が感想を述べる機会は普段の授業にはないので新鮮でした。

田中
普段の授業は基本的な看護技術を学びますが、その中で感じた疑問を掘り下げて考える機会はなかなかありません。例えば、血圧の測り方は授業で習うけど、腕で測れない場合はどうするのか、疑問に感じたりします。課題探究学習セミナーでは授業では深く学べないことや、学生の疑問を自分たちで調べながら学べる場だと思います。

寺岡
興味のある分野を深めたり、苦手な科目を好きになる機会にしてもらえたら嬉しいですね。

課題探究学習セミナーの様子

課題探究学習セミナーの様子
「身体の構造や機能」を深く学び、
紙粘土やストローなどの身近なものを使って様々な臓器を作成

自然とリーダーシップが身に付く
実務でも活かせるスキルの取得へ

田中
4年生として課題探究学習セミナーに参加して、進行を担当する場面が増えました。そういう立場になって、自然とリーダーシップを発揮できている自分に驚いています。これは、同学年だけで受ける授業では身に付かなかったスキルだと思います。

石井
課題探究学習セミナーは、学年によってさまざまなスキルを学べる場です。4年生は下級生を引っ張るリーダーとしての立場があります。主体的に学ぶこと、話し方やふるまい、コミュニケーション力など、いろいろな成長につながっているので、臨床でも役立つと思います。

松本
私は人前で話すことが苦手だったのですが、一人ひとりが意見を発言する機会があるので、以前より度胸がついたように感じます。上級生の発表の仕方や話し方からもっと学んでいきたいです。

米村
私は課題探究学習セミナーを受けて、積極的に発言できるようになりました。最初は少人数制でも、発言するたび心臓がバクバクしていましたが、今では、ほかの授業でグループワークする際も発言の少ない同級生に声をかけることができるようになった点が成長したと思います。

対談の様子 対談の様子

寺岡
みなさんは、課題探究学習セミナーから学んだことを活かし、将来どのような看護師になりたいと考えていますか?

田中
私は、このセミナーや大学で学んだことを活かして、患者さんのそれまでの人生やこれからの人生を一緒に考えて、看護を実践していきたいと思っています。

石井
私が目指すのは、小児科で活躍する看護師です。現在、学童保育のアルバイトをしていて、日々子どもたちの成長を身近で感じています。将来も子どもたちの成長をサポートできるような看護師になりたいです。

松本
私は、消化器科の看護師になりたいと考えています。消化器疾患のある患者さんが、大切にしているものを守りながら、できるだけ日常生活に不自由なく暮らしてもらえるような看護を実践したいです。

米村
私はもともと、人見知りなところがあって悩んでいた時期もありました。しかし先生が「人見知りは悪いものではない」と励ましてくれて、同じような悩みをもつ患者さんの励みになりたいと思うようになりました。

寺岡
みなさん将来の看護師像をしっかりもっていることがわかり、本学の教員として誇らしく思います。課題探究学習セミナーを通して幅広く看護を学び、社会に出た後も自分自身のスキルや能力を磨いていってほしいです。

対談の様子

高校生への応援メッセージ

寺岡 貴子先生
寺岡 貴子先生
本学では気品と実践力のある看護師を育成するため、課題探究学習セミナーを始めとする独自のカリキュラムを用意しています。特に本学で特徴的なのが、教員が「あつい」ことです。「手厚い」のはもちろん、「教育熱心」といった意味でもあついと思います。そういった教員や学生の雰囲気を知ってもらえるオープンキャンパスに、ぜひいらしてください!
田中 光さん
田中 光さん(4年)
本学は主体的に学べる機会が多く、設備も整っていて先生も優しいことが魅力です。看護はとても奥深い学問なので、大学に入学したら自分のやりたい看護をとことん追求してほしいです。看護の勉強は大変なことも多いですが、看護学の奥深さを学べる大学を目指すとよいと思います。
石井 鈴夏さん
石井 鈴夏さん(4年)
もともと私は勉強が苦手ですが、看護は学べば学ぶほど楽しいと感じます。勉強したことを実習で発揮して、成長していると実感できるからかもしれません。本学は自主性を大切にしている大学で、学べる環境が整っています。ぜひオープンキャンパスに来て、雰囲気を感じ取ってみてください。
松本 凛名さん
松本 凛名さん(2年)
本学では、仲間と一緒に協力して励まし合いながら、課題を乗り越えられると思います。入学してみて特に実感したのは、先生や先輩の「優しさ」です。課題探究学習セミナーで担当になった先生が、授業以外でも声をかけてくれるような距離感が魅力です。
米村 日和さん
米村 日和さん(2年)
本学は設備が整っていて、ロボットを使ったシミュレーションを1年生から実習できることが魅力です。実習用の機械は授業以外でも使うことができ、自主的に復習して学びを深めたい人はぜひ入学してみてください。
聖徳大学 看護学部
聖徳大学 看護学部
住所 〒271-8555 千葉県松戸市岩瀬550
TEL  0120-66-5531(受験相談ダイヤル)
URL  https://faculty.seitoku.ac.jp/nursing/

2022年度から「シミュレーション教育」を軸としたカリキュラムをスタート。患者型のロボットで実際の臨床現場を再現して演習できるシミュレーション教育や、学年を超えて主体的に学べる課題探究学習セミナーといった教育システムが特徴です。難関病院への就職を支援するキャリア支援も充実。

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