看護師一人ひとりに合わせた、東京山手メディカルセンターのオーダーメイド教育
東京山手メディカルセンター

看護師一人ひとりに合わせた東京山手メディカルセンターのオーダーメイド教育

一人ひとりの成長を応援する、充実した3つの研修プログラム!

患者様中心の看護が主体的にできるナースになってほしい。これが当院看護部の基本姿勢です。“職員の一員としての自覚をもち、安全で安心な看護技術が実践できること”を目標にした、1年間の新採用者研修は充実の内容です。今回、特色ある3つの研修のご担当者様にお話を伺いました。

新人看護職員卒後臨床研修(レベルⅠ)
新人間後職員卒後臨床研修(レベルⅠ)

グループワークで思いや悩みを分かちあう「フォローアップ研修」

左:手術室副師長 中原さん 右:透析室師長 池尻さん
左:手術室副師長 中原 智美さん
右:透析室師長 池尻 智子さん

年に3回(6月・10月・3月)、ストレスマネジメントを意識したフォローアップ研修をグループ形式で行っています。6月の研修の目的は「自分自身のストレスに気づく」ことです。看護師という仕事に就く人は、患者さんやご家族にばかり意識が向いて、自身の心の負担に気づけないことがあるんです。10月には「フィッシュ!哲学」と呼ばれるアメリカの哲学を取り入れた研修を行います。“意識を向ける”“仕事を楽しむ”“相手を喜ばせる”“態度を選ぶ”の4つの扉について学んでいきます。入職してちょうど半年が経ち、夜勤や休日勤務など、業務形態も変化します。疲れも溜まる時期でしょうから、できるだけリラックスしてほしいという願いも込めて、研修室には音楽を流し、お茶やお菓子などを用意しています。そして3月の研修では、自身の目指す看護師像について考え、発表する機会を設けています。

幅広い視野と総合的なスキルが身に付く「ローテーション研修」

新人研修管理委員会のみなさん
新人研修管理委員会のみなさん

7月になると、ICUや手術室などの急性期と、自分の配属先以外(外科病棟の新人は、内科病棟へ)の技術を学ぶローテーション研修が始まります。研修期間はICUで2週間、手術室で1週間、他病棟で3週間です。長い時間をかけてしっかりと技術を学び、吸収してもらいます。内科病棟にも手術を受ける患者さんがいますし、外科病棟にも内科の患者さんがいます。どの病棟に配属されていても、常に看護師は、患者さんの病態に応じて、さまざまな技術が必要とされる場面が多いんです。そのため1年目の看護師は、7月から3月までの間に、このローテーション研修で新たな技術を習得していきます。医療は日々進歩していますから、最新の医療技術に触れる機会のある新人看護師の方が、ひと昔前に研修を受けた先輩看護師よりも知識や経験が豊富なんてこともあるんですよ(笑)。

演習形式の研修で優先順位のつけ方を学ぼう!「多重課題研修」

看護部副看護師長 福井さん
看護部副看護師長
福井 美保子さん

多重課題研修は、年に2回、8月と2月に行います。現場では当然、複数のことが同時に起こることもありますし、対患者さんのことなので、急な対応が必要となる場面が多いんです。自分のペースで、一つひとつを整理していくような仕事とはちょっと違いますよね。もちろん、そのようなことが極力起こらないように業務を調整しているのですが、万一、多重課題が起こったときに、どのように優先順位をつけていくか。そして、複数の患者さんを受け持ったときに、どのようにスケジュールを立てていくのかを、演習形式で学んでいきます。細かい患者設定がされていて、多重課題が起こったときに、あなたはどうしますか?と投げかけ、シミュレーションをします。すでに日々の業務でも実践していることですが、改めて研修を行うことで、自分を振り返り、自己評価ができるようになります。

研修で学んだ“仕事を楽しむ”をモットーに、2年目に向けてGO!

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