杏林大学医学部付属病院看護部では、平成19年から独自の新人看護職員教育システム「アプリコットナースサポートシステム(ANSS)」を実践しています。
新人看護職員が安全に看護を提供できるよう、各病棟が全体で新人看護職員をバックアップしているANSSをご紹介します!
ANSSは杏林独自の“全員参加型”の教育システム!
一人ひとりが役割を持ち、全員でアプリコットナースをサポート
「アプリコットナースサポートシステム(ANSS)」はすべての看護職員がそれぞれ役割をもち、バックアップチームを作って新人看護職員(アプリコットナース)に関わる“全員参加型”の教育システムです。
病棟の中にチームを設け、アプリコットナースをサポートしています。身近な相談相手になってくれる2~3年目の「エルダー」や、いつでも正確・確実な専門知識・技術を教えてくれる4年目以上の「メンター」、さらに、アプリコットナースの年間スケジュールや研修の進捗管理などと同時に、メンター・エルダーのフォローをする「教育担当者」、部署全体をフォローする「看護管理・監督職」を設け、一人ひとりがいずれかの役割を果たしています。
病棟の全員が役割を持つことで、新人がいつでも誰にでも相談できる環境を実現すると同時に、指導する側も役割に応じた研修の受講、新人をサポートすることで日々学びを得られる。ANSSは互いに成長できるシステムです。
看護職全員が進度を把握。段階を踏んで確実に知識や技術を習得
ANSSにはアプリコットナースが学ぶべき技術項目をリスト化した「スケジュールパス」があることも特長。段階を踏んで確実に知識や技術を習得してから、次の行為に自信を持って進むことができるようになっています。常に各部署内で共有することで、各チームにいるアプリコットナースの習熟度や進捗状況を把握して適時、技術チェックや目標到達の確認なども行うことが可能になり、アプリコットナースは安心・安全に仕事を進めることができます。
杏林看護部の新人看護職員は、看護経験の近い先輩ナースや経験豊富な先輩ナースなどたくさんの看護スタッフたちからサポートを受けながら、着実に成長していくことができるのです。
アプリコットナースメンバーを直撃インタビュー!