実習指導病院としての教育体制について
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院は地域の中核病院であり、救急医療から急性期、慢性期、在宅看護までさまざまな疾患・状態の患者さんに対して、多職種が連携して質の高い医療・看護を提供しています。また、大学病院としての教育機能を活かし、患者さん、ご家族、学生、地域のニーズに応える人材の育成にも力を入れてきました。今回は、看護学生の「実習」に焦点をあて、看護部教育担当師長さんや実習指導者、さらに実習生を経て当院に入職した看護師さんの声をお届けします。
人を受け入れ育てる風土と、学びの機会が多くある病院
師長 嶋崎初美さん
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院では、実習指導者向けの学習会を年に9回行い、講義やグループワークを通して指導者としてのスキルやあり方について学ぶ機会を設けています。こうした場で学ぶことも大切ですが、何よりも大きいのは先輩指導者の姿だと思います。当院では伝統的に実習指導に力を入れ、どの病棟でも積極的に実習生を受け入れてきたので、長年の間に自然と培われてきたものがあると感じます。
実習生に限らず、当院には人を受け入れ育てるという風土があり、学びの機会も多くあります。これを支えているのが、看護職員一人ひとりの笑顔と優しさ、誠実さです。それが患者さんにしっかりと向き合い寄り添う看護、スタッフを思いやり支え合う看護につながっています。
うれしいことに、実習をきっかけに当院に就職を決める学生も少なくありません。手前味噌ですが、アットホームで働きやすく、とても「優しい」病院です。ぜひ多くの学生さんにインターンシップや見学に来ていただきたいと思います。
応援message臨床の学びを大切に、一歩一歩進もう!
今、学んでいる看護の基礎・基本がすべてのスタートなので、まずは目の前にあることを着実に身につけていってほしいと思います。今は苦しいかもしれませんが、その礎が看護師になってから必ず支えになります。先を見据えて、頑張ってください。