今回の病院は… 東川口病院
埼玉県川口市にある東川口病院は、200床を有する中規模病院として、急性期・慢性期から在宅医療まで、地域医療の中心的役割を担っています。2B病棟勤務に勤務する4年目ナースの井口ほのかさんの1日をご紹介します。
8:00出勤
8:30情報ミーティング
出勤したらすぐに、情報ミーティングを行います。夜勤のナースから、受け持ち患者さんについての情報を受け取り、その日の検査や点滴、リハビリの時間などのスケジュールを確認します。引き継ぎ漏れ、指示漏れがないようにしっかりとメモを取るようにしています。
9:00バイタル測定
担当する患者さんの1日のスケジュールを確認したら、患者さんの元へ。体温や血圧などのバイタル測定を行い、全身状態を観察します。また、リハビリや検査の説明・処置など本日の予定を患者さんと確認します。今日、手術を受ける患者さんは、緊張しているので、明るく声をかけ、よく眠れたか、不安なことはないかなど、しっかりお話を聞くようにしています。
11:30手術出し、術後ケアの準備
手術室の看護師への申し送りをパソコンに入力して、準備が整ったら、ストレッチャーに患者さんを乗せて手術室まで送り出します。このときも、患者さんが不安なく手術室まで行けるよう、声がけや気遣いを大切にしています。患者さんを送り出した後は、術後ケアのベッドメイキングの他、酸素、吸引器などをセットして、患者さんが手術から戻ってくるのを待ちます。
12:00お昼休憩
13:30術後観察
術後1時間は15分おきに、患者さんの状態を観察します。術創の痛みはないか、点滴やその他チューブ類が体に固定されているため、苦痛はないか、動作や表情からも注意深く観察します。手術を受けたばかりの患者さんは精神的にも疲れているので、心に寄り添うケアを心がけています。
15:00記録をまとめる
1日の記録をまとめます。今日1日何があったか、どんな変化があったか、患者さんの様子を具体的に書くことを意識しています。患者さんの体位やリハビリ時の注意点など言葉だけで伝えきれないことは絵に描いて分かりやすくするように心がけています。
17:00夜勤ナースへ申し送り
看護記録を整理し、内服薬等の確認を行い、夜勤ナースへ引継ぎます。申し送りの際は、看護記録だけでは伝えきれない患者さんの精神的な様子なども、正確に情報共有できるように心がけています。
17:30退勤
interview
井口ほのかさん
私の病棟では、手術を控えている患者さんが多いため、笑顔で明るく声をかけることを常に心がけています。気軽に相談してもらい、少しでも安心して手術にのぞんでいただけるように、患者さんの気持ちに寄り添う看護を大切にしています。退院した患者さんが元気に通院されている姿を見ると、この仕事をしていてよかったと嬉しく思います。
東川口病院の魅力は、スタッフの人間関係の良さと、自然と助け合う雰囲気が浸透しているところ。スタッフ同士がお互いを尊重し、思いやりを持って協力しているからこそ、患者さんにも、より良い看護が提供できると思います。院内での勉強会も盛んで、勤務時間内に無理なく勉強する時間を確保してくださるので、学ぶ意欲を後押してくれます。
やりがいを持って、楽しく働くことができる当院で、ぜひ一緒に働きましょう。