地域の中核病院として高度な医療と質の高い看護を提供する彩の国東大宮メディカルセンター。二次救急および埼玉県がん診療指定の医療機関として、各部門の整備や看護師の育成に注力している。緩和ケア病棟に勤務する3年目ナースに、日々の業務や仕事のやりがいについて聞いた。
彩の国東大宮メディカルセンター
がん治療の発展と地域の
がん診療の充実に尽力
2012年に埼玉県がん診療指定病院に認定されてから現在に至るまで、がん治療の発展と地域のがん診療の充実に尽力。「がん治療センター」では、さまざまな治療法を組み合わせ効果の高い治療を行う集学的治療を行っている。また、がん専門外来や緩和ケア病棟のほか、がん相談支援センター、がんサロン、患者同士が語り合う「いこいの場」なども設け、心身の両面からがん患者や家族らをサポートしている。
緩和ケア病棟看護師interview ①
学びの企画は多様で充実
新人も安心して成長できる!
2021年4月に彩の国東大宮メディカルセンターに入職。
看護師3年目。整形外科病棟勤務を経て、2023年2月に希望していた緩和ケア病棟に配属される。
先輩・後輩関係なく話が弾み、
笑顔があふれる働きやすい職場
緩和ケア病棟の看護師との出会いをきっかけに、看護師を目指したという永沼さん。いつか緩和ケア病棟で働きたいという思いを胸に、彩の国東大宮メディカルセンターに入職した。
「身内が緩和ケア病棟に入院していた際に、病棟の看護師さんに精神的にすごく支えていただいて。私もこんなふうに患者さんや家族を支えられる存在になりたいと、看護師を目指すことを決めました。当院を選んだ決め手は、インターンシップに参加した際に、受付から病棟までどのスタッフも笑顔で、楽しそうに仕事をしている姿が印象的だったこと。埼玉県出身なので、地元の病院で働きたいという思いもあり、決めました」
緩和ケア病棟には一般病棟で経験を積んだ看護師が配属されることになっているため、入職当初は整形外科病棟に勤務。コロナ禍のなか全体研修が減ったぶん、病棟での勉強会や映像を使った研修、eラーニング教材による学習など、学びの機会は多様化した。
「いろいろと創意工夫していただき、充実した新人研修を受けられたことにはとても感謝しています。特にプリセプターの先輩はなんでも相談できる存在で、支えていただきました。整形外科病棟、緩和ケア病棟に限らず病院全体に、先輩・後輩関係なく話ができる雰囲気があり、風通しがよくとても働きやすい職場だと感じます」